「老後の住まいを考えると持ち家のほうがいい」
「ローンのことや転勤のことを思うとやっぱり賃貸の方がいいのかな?」
人生100年時代の現在、生涯年収やライフスタイル。老後の生活で住む家の選択肢は変わります。
将来結婚することを考えている方は、住まいを悩むこともあるでしょう。
今回の記事では下記の内容についてご紹介しています。
- 持ち家のメリット
- 持ち家のデメリット
- 賃貸のメリット
- 賃貸のデメリット
- 選択する際の注意点
近い将来、家の購入について検討している方は有益な情報となっております。
ぜひ最後までお読みください!
持ち家の5つのメリット

- 心理的な安心感を得られる
- ローン完済後は住居費が減る
- 資産になる
- 老後の安心
- 自由にカスタマイズできる
心理的に安心感を得られる

持ち家を持つことは自身の居場所として考えると、賃貸とは違いオーナーの都合で退去する心配もありません。
収入面を考えて引っ越す必要もなく、下記のような心理的な安心を得ることができます。
- 老後に持ち家がないことによる心配
- 家賃上昇のリスクがない
- 「自分の家」という安心感がある
また、物件によっては内装を自由に選択することができます。
住宅ローンを完済することで、家が無いという不安を持たなくなります。
ローン完済後には住居費が減る

ローンの返済期間は人によっては30〜35年かかりますが、返済が終わってしまえば毎月返済に当てていた金額が手元に残ります。
管理費や、固定資産税などはありますが、今までローンに返済していたことを考えると自由に使えるお金が増えます。
下記を楽しむことができ、住宅ローン完済前のように財布の紐を締める必要がないでしょう。
- 旅行
- 趣味
- 無駄遣い
- 大人買い
住宅ローンに回していたお金を、老後に回すことができるのも一つの魅力です。
資産になる

持ち家は最大の資産になります。
いざという時に売却することもできます。また、貸し出せば副収入を得ることができます。
子や孫に資産として残すことができる点は持ち家の最大の魅力でしょう。
周辺の不動産的な物価があがることで、資産的な価値をあげることもできます。
持ち家は最高の投資になります。
老後の安心

賃貸とは違い住宅ローンを完済している場合は、家賃不要で住むことができます。年金生活などのコストも抑えることができ、老後の生活費が安定します。
また、持ち家は老後の生活に合わせてリフォームができます。
部屋の間取りを自由に変化させられるので、介護が必要になった場合も自宅で対応できます。
自由にカスタマイズできる

インテリアを自由に変更することができ、DIYで好きなデザインにできます。
持ち家の場合は原状回復の必要がなく、子供向けに部屋の壁や床を好きなようにアレンジでき、子供の成長に合わせて部屋の模様を自在に変更できるでしょう。
外観や庭の自由度も高く、お子さんやペットのための空間を作ることも可能です。
家族での時間を最も大事にしている方にとっては、これ以上幸せなこともないでしょう。
持ち家の5つのデメリット

- 災害時に修理費が高額になる
- 長期的なローンの返済期間
- 頭金が必要
- ライフスタイルの変化に対応しづらい
- 定期的なメンテナンスが必要
- ローン返済後も固定費用がかかる
災害時の修理費が高額になる

地震や津波による洪水や、土砂災害の影響で命に関わるリスクが少なくありません。
長期的に住み老朽化が進んだ場合は、災害による影響が原因で修理費がふくらんでしまいます。
また災害の頻度が多い地区では保険料が高くなる可能性もあります。地震保険や火災保険では対応しきれないケースも多く、家を離れるケースも少なくありません。
再建に時間がかかることで精神的な面の負担も大きいでしょう。
損傷度数と修理期間を簡単を下記にまとめました。
| 被害度数 | 被害内容 | 修理期間 |
| 軽度 | 屋根や壁の修理 | 1週間〜3ヶ月 |
| 中度 | 湿度上昇・構造の損傷 | 3ヶ月〜1年 |
| 重度 | 全壊・再建必須 | 1年〜2年 |
また被害が大きくなるほど保険の手続きや、業者の手配で時間がかかります。
返済期間が長い

30〜35年の返済期間を長いと思うケースがほとんどでしょう。
人生の約3分の1を住宅ローンの返済のために充てると考えると億劫にもなります。
返済期間が長いと年齢とともに負担が大きくなっていくケースがよくあります。
将来子供の養育費を踏まえると支出と収入のバランスが難しくなるでしょう。
特に定年退職後の返済を含めて契約しいる場合は「仕事をしていないのに返済をしなければならない」という心理的な負担が大きくなります。
そのため無理のない返済計画を立てなければなりません。
頭金が必要

一般的には物価の20%程度の頭金が必要になります。
もし4000万円の物件を購入する場合は、頭金として20%の800万円を準備する必要があります。
10%未満の頭金を払うこともできますが、月々のローン返済額が増えることになります。月々の支払いが生活を圧迫し、生活が厳しくなります。
頭金を用意することで銀行からの信用を得て、金利の優遇を受けられることがありますが、そのためには多くの頭金が必要となります。
そのため銀行を頼ることは難しいでしょう。
ライフスタイルの変化に対応しづらい

転居しにくくなるということは、自然と生活のキャリアの選択が狭まってしまいます。
家族が増えた場合には部屋数が足りず、引っ越しを余儀なくされることもあるでしょう。
長期間同じ場所にいることが苦痛と感じる人もいます。その場合はコスト的な理由で引っ越しができなくなってしまいます。
職場のトラブルや。趣味思考の変化が起こることも考慮して購入しなければなりません。
定期的なメンテナンスが必要

急なメンテナンス費用の対応は生活費に余裕がないとできません。ですが予期せぬタイミングに起こってしまった場合は家計に負担をかけることになります。
また、メンテナンスには時間と手間がかかります。従業者に依頼する場合や、立ち会いが必要になるでしょう。
同じ家に住み続けるということは、劣化にも注意を払わなくてはなりません。
そのため長期間住むことを考えるとローン返済後の支出が大きくなる場合もあります。
ローン返済後も固定費がかかる

ローン完済後も修繕費、固定資産税は支払わなくてはなりません。ローンを返済したからといって、資金的な心配がなくなるわけではないです。
返済後も払わなければならないものは下記のようになります。
- 電気代・ガス代
- インターネット料金
- 火災保険
- 固定資産税
マンションの場合は管理費・修繕積立が必要になります。これらは返済後も変わらず、毎月支払わなければなりません。
賃貸の5つのメリット

- 引っ越しの自由度が高い
- 住宅ローンの負担が少ない
- 維持費、修繕費が不必要
- 高額な支出が少ない
- 災害時のリスクを減らせる
引っ越しの自由度が高い

賃貸は持ち家に比べて引っ越しが容易になります。
転職や結婚のタイミングで引っ越しができ、ライフプランの変更をしやすいのが魅力です。
お子さんのいる家族の場合は、学校の近い場所に向けて引っ越すこともできます。
最近ではリフォームやインテリアのカスタマイズが可能な物件が増えてきており、持ち家同様に自分後のみの部屋にカスタマイズできます。
住宅ローンの負担がない

賃貸は持ち家に比べて固定費が下がる傾向があるため、支出を抑えることで経済的に自由な状況を作ることができます。
住宅ローンで返済するはずだった金銭を投資にまわすことができるため、長期的に見て資産を増やすことができるでしょう。
また、旅行や趣味にお金を使うことができるので精神的に安定した生活を送れます。
資産的な余裕は将来の選択肢を増やすことにつながります。早期退職やキャリアチェンジといったことを将来の選択肢に含めることができるのは魅力的です。
維持費、修繕費が不必要

下記のような予期せぬ出費の費用がなく、
- 外壁や屋根の塗装
- 水回りのリフォーム
- 床や壁の張り替え
- 災害時の修理
基本的には大家や管理会社が負担するため、高額な支出を抑えることができます。
急な出費の軽減は、貯金や生活費の管理を順調に進めてくれるでしょう。
高額な支出がない

賃貸では住宅ローンや固定資産税を支払う必要がないです。
また、不動産の市場に影響されることが少ないので、予期せぬ金融リスクを排除できます。
持ち家の場合、売却や購入に手数料がかかりますが、賃貸では適応されないためコスト負担を最小限にすることができるでしょう。
賃貸では管理会社が維持管理や管理業務を行ってくれるため、物件負担を避けられます。
災害時のリスクを減らせる

賃貸のメリットのひとつに住み替えがしやすいというものがあります。
災害時も同様であり、災害によって住みづらくなっても、柔軟に引っ越しが可能です。
建物の修理は基本的に管理会社が担当するので、費用さえ用意していれば簡単に住み替えを行うことができます。
もし予期せぬ災害による住み替えを予期している場合は、賃貸を選ぶと良いでしょう。
賃貸の5つのデメリット

- 転居時、更新にお金がかかる
- 老後は住まい確保がしにくい
- 家賃が永続的に発生する
- ペットが飼えない
- 住宅市場に影響される
転居時、更新にお金がかかる

入居時は敷金、礼金、仲介手数料がかかります。
地域によっては家賃6ヶ月分の敷金を払う場所もあります。
退去時は敷金を払っていたとしても原状回復費用を請求されることもあるでしょう。経年劣化による負担は家主の責任ですが、故意や過失による損傷は借主負担です。
修繕費が多かったケースや、返金額が想像以上に少なかったというのは起こり得ます。
老後は住まいの確保がしにくい

高齢者は退社の都合で、収入が年金のみのため入居審査が通りにくくなる傾向にあります。
家賃の未払いが起こることを懸念して審査に通れないのです。
また下記のような理由で老後は住まいを確保しにくくなります。
- 孤独死や健康的なリスクを考慮して入居を断る
- オーナーチェンジなどの賃主側の事情で退去を求められる
- 保証人の確保が厳しい
- エレベーターがなく階段や段差使用の物件が多い
高齢時の引越しは、体力的な面でも負担が大きくなることは間違い無いでしょう。
家賃が永続的に発生する

持ち家ではローン返済後の住居費の負担が減りますが、賃貸では一生家賃を払い続ける必要があります。
持ち家では購入後のメンテナンスに出費がありますが、長期的に考えるとコストパフォーマンスは良いでしょう。一方賃貸は何十年も家賃を払い続けることになります。
支出の総額では結果的に家が購入できた。ということが起こってもおかしくはありません。
また物価上昇や、周辺の家賃の値上がりと一緒に、家賃の上昇リスクもありますので、お財布にダメージを受けるでしょう。
身軽さや、自由性だけのメリットしか見ていない場合、金銭的なダメージだけでなく将来的に損をすることなります。
ペットが飼えない

賃貸では小動物のハムスターなどでも契約の都合上禁止されていることが多いです。近隣住民とのトラブルにもなりやすく、クレームを受けることも多いです。
また、ペットを飼っている場合は引越し条件を探すのが困難になる場合もあります。
隠れて飼育するといったことは契約違反となるため強制的に退去させられるでしょう。
猫や犬を飼っている場合、退去時の原状回復時に費用がかさんでしまいます。
住宅市場に影響される

インフレや、経済成長、人気エリアの需要増加による家賃の上昇が起こりえます。収入の上昇がない場合の家賃の値上げは生活を圧迫させます。
また家賃の値上げは入居者の同意が必要ですので断ることができます。しかし、拒否が契約更新の際に響くこともあります。
もしもの場合は退去させられる可能性もありますので注意してください。
また賃主だけでなく、国や住宅政策によって市場が変動する可能性があります。
持ち家か賃貸か?選択する際の注意点

人によって家に求めるものは違います。
長期間同じ場所に定住できない人には、持ち家はおすすめしません。
数十年同じ区域に住みたい人には、賃貸ではなく持ち家をおすすめします。
家族と過ごすことが1番幸せという人もいるでしょう。
だからこそ賃貸と持ち家のどちらかを選択する際は十分に注意してください。
「家を持って一人前」という言葉がありますが、こういった言葉にも注意してください。家を持つことで強制的にローンに縛られる生活を送ることにもなります。
それも30年です。「仕事が辛くてもやめられない」「休憩の時期が欲しい」このようなことを思っても、ローンの返済のために働くことになりかねません。
一生賃貸を選択をする場合も、家のために働くという意味では同じです。
そのため下記を考慮し、
- 個人の価値観
- ライフスタイル
- 経済状況
よく相談したうえで「賃貸」か「持ち家」を選択することが良いでしょう。
まとめ

住居費は人生の三代支出のひとつです。
安直な考えで決断するには大きな問題であり、家の選択が今後の人生を決めるでしょう。
金額面でのみ判断するのではなく、さまざまな視点から選択しなければなりません。
余談ですが、せっかくマイホームを購入したのに、家族との性格の不一致により借金返済のためだけに人生を費やす人もいます。
繰り返しになりますが「持ち家」か「賃貸」かを検討している場合は、まずはそれぞれのメリットとデメリットを把握しましょう。
そのうえで何のために住まいを選択するかが重要になります。

